ライアンムーア騎手と言えば、世界でもトップレベルの実力の持ち主です。
日本でもライアンムーアの人気は高くこの人が乗るだけでもオッズが変動します。
さてライアンムーアは何がそんなにすごいのか?
ライアンムーアとは
ライアンムーア騎手は、イギリスの騎手です。
1983年 9月18日 イギリス生まれ
2000年 イギリス騎手免許取得
2015年成績 291戦62勝(イギリスリーディング13位)
2016年成績 370戦76勝(イギリスリーディング9位)
主なG1勝鞍(2015年以降)
2015年
2000ギニー(イギリス)、2000ギニー(アイルランド)、BCターフ(アメリカ)、香港マイル(香港)、マイルCS(日本)等
2016年
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(イギリス)、凱旋門賞(フランス)、ドバイターフ(UAE)、香港C(香港)、 天皇賞(秋)(日本)等
(JRAホームページより抜粋)
最近のライアンムーアの日本での成績
今年もライアンムーア騎手が短期免許で2/11~2/28まで日本にやってきました。
短期免許でやってくる前までのライアンムーア騎手の日本での成績は482戦94勝。
内重賞11勝となっています。
また、最近のG1勝鞍は2015マイルCSモーリス号騎乗。
2016天皇賞秋モーリス号騎乗となっています。(JRAホームページ参照)
ムーアとモーリスのコンビはすごいです。
これで、さらに日本の競馬ファンにその存在を示したと思います。
それから、この人の凄さを語るうえで外せないのがリアルスティールについてです。
リアルスティールとのコンビで挑んだ2016のドバイターフG1でのレースです。
それまでリアルスティールは国内ではG1レースで2着が最高のG1レース未勝利でしたが、このドバイターフで見事1着を取ってその存在感とその実力を日本のみならず世界にあらためて示しました。
この人が乗ると馬の力がさらに引き出される印象があります。
また、日本でも話題になっていた2016の凱旋門賞ではファウンドに騎乗して見事に1着となりました。
このように、日本のみならず世界でもその実力を認められているのがライアンムーア騎手です。
ライアンムーア騎手の評価
ライアンムーア騎手について、よく言われていることは彼の乗る馬は最後までしっかりと伸びると言われています。
ゴール前での伸びはとても重要な要素です。
ゴール前で伸びることが出来れば着順を変えることが出来ます。
逆にゴール前で伸びなければ、逆転されることもあります。
なぜ、ムーア騎手の乗る馬はそれが可能なのか?
それを可能にするのは、世界でも最高峰と言われる騎手としての技術です。
日本で彼のレースをみていると、内側からすごい勢いで伸びてくるというシーンを何度もみてきました。
レースの中でまた、勝負事において、たられば、というのは意味のないことですが、ライアンムーア騎手でなければ勝てなかったというレースはたくさんあると思います。
よく言われている、無駄のないフォームから追い出す姿や美しい騎乗姿はライアンムーア騎手の高い技術力があるからこそできるものだと思います。
同じ騎手からの評価も高いです。
日本だけでなく世界の大きな舞台で結果をだせるということは、技術はもちろんのこと精神的な強さも併せ持っていると言えます。
その技術に惚れこんだ日本の競馬関係者も多くライアンムーア騎手が短期免許で日本にやってくるときには彼に乗ってほしいと騎乗依頼が殺到すると言われています。
ライアンムーア騎手には確かに有力馬が集まるからこれだけの成績を残せて当たり前だというようなことを言う人がいますが、それは違うと思います。
どんなに有力馬であってもしっかりとした技術と精神力がなければこれだけの成績を残すことは不可能です。
これからのライアンムーア騎手の活躍に期待したいと思います。