競馬予想TVとは?
CS放送フジテレビONEで土曜日の20時から生放送している『競馬予想TV』は20年近く続く競馬予想バラエティーの老舗番組です。
この番組はタレントの見栄晴と『競馬エイト』のトラックマンである松本ヒロシの二人が進行役、アシスタントは現在、元アイドリングの横山ルリカが勤めています。
通常は4人(GⅠ開催時は5人)の競馬予想家が翌日曜日に行われる重賞を予想して馬券を自腹で購入、9月の中山、阪神開催から翌年の6月阪神開催終了迄を1シーズンとして回収率を競うという競馬予想番組です。
現在では、通常シーズン以外にサマーシーズンとして札幌開催の8月の5週間も行われており、回収率はGⅠ回収率・シーズン回収率・ねらい目(予想家自身が指定したレース)回収率の3部門で争われます。
出演している予想家
過去には競馬評論家の須田鷹雄やラップ予想家の西山健太、元『競馬サイエンス』のトラックマンだった橋浜保子などが出演していましたが、現在は8名の競馬予想家が交代でレギュラー出演しています。
その予想家たちには番組の中で独自のキャッチフレーズが付いており、それぞれ
『血統予想家・水上学』
『アウトサイダー予想家・亀谷敬正』
『電脳予想家・市丸博司』
『3冠王・小林弘明』
『ラップエディター・夏目耕四郎』
『調教捜査官・井内利彰』
『4コーナーの番人・太組不二雄』
となっています。
指数派の市丸と小林、血統派の水上と亀谷、血統と指数を組み合わせる高柳、ラップタイムを重視する夏目、調教とローテーションの井内、4コーナーでの展開を重視する太組とそれぞれが独自の理論を持っており、番組内では常に予想での激論が巻き起こっています。
各予想家の回収率は?
その8名の予想がどの程度のレベルかと言うと、小林と市丸の2名は過去にシーズン3冠を獲得したことがあり、一年を通して100%以上の回収率を何度も記録していますし、最近は指数派に押されている血統派の水上、亀谷も何度も100%以上を記録し、タイトルを取っています。
他の4名も過去にはタイトルを獲得したことがあり、特に夏目はレギュラーシーズンよりもサマーシーズンの方が強いという、変わった傾向もあります。
ただ、常にその8名が好調かと言うとそうではなく、番組開始当初からの総回収率では約80%程度、1シーズン全体での番組回収率が100%を越えることは有りません。
すなわち、誰かが好調であれば、誰かが必ず不調と言うことになっています。
予想を活用するには?
もしも予想家の予想を参考にするならば、シーズンを通して好調な予想家を見つけて参考にするか、それぞれの得意分野(井内ならば休み明けの馬の調整ができているか、高柳のファミリーナンバー[競走馬を分類するのに使われている世界共通の番号])による予想などは競馬新聞よりも遥かに予想の参考になり得る資料です。
一度、時間があるときにCS放送のフジテレビONEの土曜日夜8時にチャンネルを合わせてみてください。
きっと、競馬予想の楽しみを思い出させてくれると思いますよ。