競馬を実際に生で見て、サラブレッドが走る姿に魅せられた人は多いと思います。
いつかはオーナーになってG1で口取り式に参加してみたい!と思う方も多いと思いますが、現実的な話、馬主になるにはそれなりの収入がなければなれません。
しかし、馬主になれなくてもペットとして馬を買いたい人もいるようなので、今回はサラブレッドを含めた馬の値段を調べてみました。
馬の種類とそれぞれの値段
まず馬には200種類以上もの馬が存在するようです。
さすがに200種類全部は挙げられないので、大きく5つに分類された馬の中で、代表的な種類を特徴と販売価格を交えてご紹介します。
軽種
サラブレッドに代表される軽快な走りを身上とし、乗馬に適した馬です。
サラブレッド
グラスワンダー(1999年12月26日、中山競馬場)出典: wikipedia
日本では一般的に競走馬と呼ばれる馬です。
サラブレッドの価格は、日本で行われているセレクトセールなどの一流血統の馬のセリであれば億を超える馬も出てきます。
ちなみに2016年のセレクトセール最高額は2億8千万で落札されています。
サラブレッドと言っても血統が悪いと100万円以下で購入できる馬もいます。
ピンキリですね。
アラブ
アラブ種
出典:wikipedia José Reynaldo da Fonseca - 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=727387による
サラブレッドを一回り小さくしたような馬です。
その分速力は劣りますが、耐久力に優れています。
一昔前は日本でもアラブ種による競馬が行われていましたが、廃止によりセリ等も行われなくなりました。
一部の愛好家や乗馬クラブにて販売されていますが、価格は25万円から150万円くらいになっています。
中間種
軽種と重種の中間にあたる馬です。
どちらの性質も備えているので乗馬用としても馬車を引くこともでき、温厚な性格で扱いやすいです。
クォーターホース
出典:wikipedia Quarter_Horse(REFON).jpg: José Reynaldo da Fonsecaderivative work: Pitke (talk) - Quarter_Horse(REFON).jpg, CC 表示 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11002042による
別名アメリカンクォーターホースと呼ばれる種類です。
ホースショーに見られるロデオに出てくる馬です。
筋肉質でがっちり体系ですが温厚な性格の持ち主です。
日本ではセリ等は行われておらず、乗馬クラブにて募集しており価格は250万から500万円ほどで販売しています。
重種
見るからに力強そうな馬体をしています。
そのパワーを活かして農耕や運搬用に使われています。
体重1トンを超える馬も存在します。
ペルシュロン
CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=70965
原産国はフランス。
性格は大人しく動きは鈍い。
力の強さを活かして重装備の騎士や大砲などの武器の搬送に使われました。
ばんえい競馬に出走する、ばんば種はペルシュロンをはじめとする他の重種との交配によって誕生した馬であります。
日本で購入するとなると、ばんえい競馬で廃馬を引き取れば無料、或いは数万円ほど。
重種専用牧場で十数万から数百万でも購入可能です。
というのも重種は食用としても人気で専門に育成している牧場も存在しているからです。
ポニー種
大人になっても小さいままのサラブレッドの仔馬のような馬です。
大型犬と大きさもあまり変わらずペットとして飼われる方が多いです。
ミニチュアホース
原産国はアルゼンチンで小さい馬同士を意図的に交配させて作った人工的な種類の馬です。
ミニチュアホースはペットとしての需要もあり、安いので20万円ほどで購入できるようです。
日本の在来種
日本固有種の馬です。
日本在来種は、全国に道産子、木曽馬、野間馬、対州馬、御崎馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬の計8種存在しています。
体型的にはポニーを少し大きくした感じの馬です。
道産子
北海道和種(道産子) タクナワン - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10729479による
在来種の中では一番有名ではないかと思います。
その頭数、在来種の約75%も占めているようです。
2002年の統計で約1700頭確認されているので、日本在来種自体の頭数が極めて少ない事が伺えます。
道産子と対州馬以外は国や県の天然記念物に指定されているので、購入することは難しいと思います。
購入できるとすれば道産子でしょうね。
自然の道産子を捕まえることは難しいでしょうが、乗馬クラブで繁殖している道産子なら購入できるかもしれません。
まとめ
・サラブレッドは値段が高い。庶民にはとても手が出せない。
・ペットとして飼うならミニチュアホースがオススメ。
馬主は無理でも馬主気分を味わいたいと思っている人には、一口馬主という選択肢もあります。
一口馬主とは、クラブ馬の事を指しますが、1頭の馬を40~500口程に分割し出資を募集するシステムです。
有名どころですとサンデーレーシングやキャロットクラブ、ラフィアン等があります。
残念ながら口取り式には参加できませんが、ちょっとした馬主気分を味わうにはもってこいです。
是非、参考にしてみてください!
こちらの記事もおすすめ
>> DMMバヌーシーとは?システムと評判、募集馬の成績と配当金を紹介